デバイスのナノスケール化にともない、電子のもつ量子力学的な性質が顕在化する。

これにより、従来のデバイススキームは大きな変更を強いられるとともに、われわれは大きな恩恵を受ける。
具体的には、離散化したエネルギー準位構造と波動関数を設計し、スピンを含む電子状態を制御することにより、
超高速デバイスや新しいコンピューティング技術を獲得する。

本講義では、特に光と電子の相互作用による分極、スピンのコヒーレント制御を中心に、
最新のナノオプティクス技術までをカバーしながら、将来のデバイス像を描いていきたい。

・光と物質の相互作用に関する基本事項(2回)
・半導体量子構造(2回)
・量子構造における発光現象(1回)
・光学コヒーレンスの制御(2回)
・スピンコヒーレンスの制御(2回)
・量子情報処理技術への応用(2回)
・ナノオプティクス(1回)
・プラズモニクス(2回)
・ナノ領域における光と電子の相互作用(1回)

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